今日は、私が管理者として歩んできた道のりを振り返りながら、
新人管理者の皆さんに伝えたいことを綴りたいと思います。
管理者としての第一歩:苦労と学び
管理者になった当初、私は日々の業務に追われ、「全体を見る視点」を持つことに苦労しました。
利用者様のケアに集中しすぎて、スタッフの声に耳を傾ける余裕を持てなかったり、
売上や経営面での数字にプレッシャーを感じたり…。
特に、目の前の課題に対処するだけで精一杯だった時期は、
管理者としての自分に自信が持てなかったこともありました。
しかし、その中で学んだのは「一人で抱え込まないこと」の大切さです。
スタッフや上司、地域の方々と積極的にコミュニケーションを取り、
サポートを受けることで、次第に視野を広げることができるようになりました。
今だからこそわかる「デイサービスの本質」
デイサービスの管理者として一番重要なのは、
「利用者様にとって居心地の良い空間を提供すること」だと感じています。
これは単に良いプログラムを提供するだけではなく、
スタッフが笑顔で働ける職場環境を整えることにも直結します。
利用者様が笑顔で過ごせるデイサービスには、スタッフの明るい雰囲気が欠かせません。
管理者として、その「空気を作る役割」を担うことが私の使命だと強く感じています。
自分の成長が周囲に与える影響
管理者として経験を積むうちに、
自分の成長がスタッフや利用者様にどのような影響を与えるのかを実感するようになりました。
私が冷静で前向きな姿勢を保てば、スタッフも同じように安心して働けます。
また、その雰囲気は利用者様やご家族にも伝わります。
一方で、落ち込んだり焦ったりすると、スタッフや利用者様の不安を招くこともあります。
「管理者はデイサービスの鏡」と言えるでしょう。
だからこそ、自分自身を常に磨き続ける努力を怠らないことが大切です。
新人管理者へのメッセージ
最後に、新人管理者の皆さんへ。
最初は誰でも迷い、悩むものです。
大切なのは、失敗を恐れず、仲間と助け合いながら一歩ずつ前に進むこと。
完璧を目指すよりも、「利用者様とスタッフのために今できる最善を尽くす」ことが、
きっと管理者としての成長につながります。
「一人で頑張りすぎず、周りを巻き込んで」チームで進んでいきましょう。
その先に、きっと多くの笑顔が待っています。